新潟日報「甘口辛口」コラム掲載 御礼
2021/04/30
新潟日報「甘口辛口」に食や味、そして不妊、妊活をテーマにコラムを全10回連載させていただきました。新聞紙面のほかSNSでも多くの方に読んでいただき、たくさんの温かいコメントをいただきました。実家のエピソードや子供の頃の懐かしい事など、これまでを振り返る良い機会をいただいた事に感謝です。ありがとうございました。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑩
2021/04/29
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月29日(木)掲載 最終回 「お肌の三面鏡」 「お肌の三面鏡」という言葉を知っていますか?「内臓の鏡」「心の鏡」「環境の鏡」の三つの状況が、そのままお肌に現れるという意味です。肌トラブルは肌のことだけを考えがちですが、実は心や体が健康でなくてはいけないのです。不妊カウンセラーと共に、長い間エステティシャンとして活動してきました。美肌の土台は、食生活と睡眠、生活環境がいかに大切かが分かりました。内臓の鏡は正しい食生活が欠かせません。美肌に欠かせないキウイやイチゴはビタミンCが豊富。ビタミンCはニキビの原因となる過剰な皮脂分泌を抑えてくれ、シミの原因であるメラニンを増やさないよう働きかけてくれます。ヨーグルトは体の中をきれいにし、自然と肌荒れしにくい状態をキープしてくれます。就寝前のカフェインやアルコールは肌の乾燥や炎症を招くほか、カフェインは取りすぎると肌を刺激し睡眠に悪影響を及ぼします。皆さんも三つの鏡を確認し、お肌をスベスベに保ちましょう。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑨
2021/04/28
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月28日(水)掲載 「すりすりリンゴ」 小さい頃、よく風邪をひく子どもでした。いつもへんとう線が腫れて熱を出していました。そんな時母が作ってくれたにがすりおろしたリンゴでした。すぐに変色し。見た目がドロドロしたその物体・・・。外見はよくありませんでした。しかし、一口食べると口いっぱいにリンゴの香りが漂い、喉の痛みは和らぎました。そして熱のある体はなぜか心地よくなりました。病気は嫌だけれど、この「すりすりリンゴ」を食べられると思うと、少しうれしかったです。40年ほど前の事なのに、食べ物の記憶はパズルのピースをはめ込むようにはっきりと覚えているから、不思議です。大人になった今、風邪をひいてもすりすりリンゴを食べる事はなくなりました。でも、いざ作ろうと思うと手間のかかる作業だと知りました。いつも忙しかった母が、病床の私のために作ってくれていたと思うとうれしくなります。健康だけど、リンゴを買って作ってみようかな。さて、おろし金、おろし金~。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑧
2021/04/25
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月24日(土)掲載 「至福のひととき」 「至福のひととき」とは何だろう。以前だったら、気の置けない友人とのおしゃべりや、外出しておいしい料理を食べることでした。しかし、新型コロナウイルス禍の今、それもままならない。朝から一日中動き回っていた頃とは違い、家にいることが長くなりました。今は睡眠をたっぷり取り、食事はゆったりと楽しむことを心掛けています。そして、朝早く起きて、ひき立てのコーヒーの香りを楽しむことが至福のひとときの一つになっています。先日昔やっていたフルートを吹いてみようと何十年ぶりかに手にしました。全く指が動かず、音も出ません。当たり前なのに、ずいぶん気落ちしました。それならば、エアフルートはどうかと思い、ユーチューブで音楽を流し、譜面を見ながら吹いているふりをしてみました。楽団員の一員になった気分。心もウキウキ、体もリフレッシュ!新しい至福のひとときを発見しましたが、こんな姿は人には見せられません。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑦
2021/04/24
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月23日(金)掲載 「農家ののっぺい汁」 新潟生まれの新潟育ち。農家の長女として4世代の大家族で育ちました。農作業で忙しく、日々の食事はご飯とみそ汁と野菜の煮物。ほぼ同じものを毎日食べていた記憶があります。その中で、今でも大好きな料理は「のっぺい」。わが家は汁ではなくおかずです。しかも材料のほとんどは家で調達できます。うちでは季節に関係なく、人が大勢集まれば大鍋でたくさん作っていました。イチョウも庭にあり、祖父がストーブでギンナンを焼いていました。あの臭いに当時は閉口しましたが、のっぺいに入れるとおいしく変わるのは今も不思議です。新潟の郷土料理だとばかり思っていたのですが、なんと似たような料理が奈良や熊本など全国各地にあるそうです。でも新潟はサケやイクラが入り、別格です。(他は食べたことがありませんが・・・)昔ほど大鍋で作ることは少なくなりましたが、みんなの心をほっこりしてくれる味は、受け継いで行きたいと思っています。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑥
2021/04/23
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月22日(木)掲載 「黒ニンニク」 近所のおばあさんが昔、自家製大豆から、お豆腐を作っていました。ほんのり温かい木綿豆腐を口に含むと、濃い豆の味が広がったことを思い出します。 今では、その息子さんが中心となり、黒ニンニクを作っています。ニンニクは強い殺菌力、免疫力を高める効果があるといわれています。 私も昨年春からその黒ニンニクを食べています。夏バテをせず、冬も風邪をひきませんでした。徐々に免疫力が上がってきたのだと思います。 ニンニクは少し苦手でしたが、この黒ニンニクは臭さがなく、食感もしっとりとしたプルーンのようで食べやすいのが特徴。ほんのりとした甘さもあり、ヨーグルトに入れて、デザート感覚で楽しんでいます。 90代半ばのおばあさんは健康そのもの。お肌の艶も良く、黒ニンニクの効果にとてもびっくりします。 まさに美容と健康の天然サプリ。 愛情を込めた黒ニンニクから、食の大切さを感じています。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆⑤
2021/04/22
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月21日(水)掲載 「母の笹団子」 子供の頃、おやつの定番は母の作った笹団子でした。 あまり甘くなくて大きめで、手作り感満載の絶品でした。 直売所では、新鮮な野菜ではなく、母の笹団子目当てにお店に来るお客さんもたくさんいました。県外の方にも喜ばれ、宅配していたほどです。 それを励みに、もっとおいしい笹団子を作りたいと母はいつも改良を重ねていました。そのおかげで、母の腕前はぐんぐん上達。産直を終えた今でも注文が入ることがあり、母は嬉々として作業をしています。 その時季になると、母の仕事は笹やヨモギ採りからスタート。私も中学生の頃、笹の葉採りを手伝いました。笹の処理やあんこ作り。とにかく、手作りは手間暇がかかります。また、笹に包んだ団子をスゲで巻いていく作業はとても難しく、母はまさに職人技。手伝おうとは思いませんでした。 若い頃はケーキ派だった私ですが、今は母の笹団子が一番ほっこりします。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆④
2021/04/17
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月17日(土)掲載 「輪ができた直売所」 2020年の夏、30年お客さまに支えてもらってきた産直の店を閉じました。 わが家は代々農家で、祖父が無人販売から始めました。その後、青空産直店として、毎日新鮮な朝どり野菜、母手作りの笹団子や出来立ての豆餅、自家製の漬物などを販売してきました。 両親が畑を耕し、私は色とりどりの野菜をトラックに積んで運び、店で売る係でした。病院の近くでやっていたので、患者さんやその家族らがたくさん来てくれ、あっという間に売り切れるほど人気がありました。 野菜を前に今晩のメニューや料理の作り方を、お客さん同士で楽しそうに話し合い、いつしか友達の輪ができる直売所でした。 次第にお客さんの家族構成や好みまでわかるようになりました。 お客さんがまたお客さんを呼び、どんどんその輪が広がりました。 お客さんとの会話の中で、私も活力をもらいました。 新型コロナウイルス禍の中、こういう人とのつながりが持てなくなったことに寂しさを感じています。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆③
2021/04/16
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月16日(金)掲載 「まごわやさしい」 「まごわやさしい」という言葉を聞いたことがありますか? 私は祖母から体に良い食べ物、バランスの良い食事を取るヒントとして教わりました。 これは、「豆類、ゴマ、ワカメ(海藻類)、野菜、魚、シイタケ(キノコ類)、イモ類」という、和の食材の頭文字を並べたものです。 かつて不妊治療をしていた時、食べ物には無頓着で、好きなものばかり食べていました。 しかし、不妊カウンセラーとなった今、妊活をする上で「食生活」「適度な運動」「睡眠」が最も大切だということを実感しています。 祖母は97歳。 長生きのこつはまさに、バランスの取れた食事、押し車を押しながらゆっくり足を動かし、よく寝ることだと証明してくれています。 自ら「まごわやさしい」の大切さを実践しているのです。 朝、ひきたてのコーヒーをおしゃれに飲みながら、大事なことをさりげなく教えてくれる祖母。 そんな姿を見ているのが、私にとって幸せな時間です。

新潟日報「甘口辛口」コラム執筆②
2021/04/15
新潟日報「甘口辛口」にコラムを執筆させて頂きました。著作権の都合上、紙面の画像掲載が出来ない為文面を掲載致します。 2021年4月15日(木)掲載 「こうのとりカフェ」 不妊カウンセラーは、不妊に悩むカップルに適切な情報とアドバイスを行い、相談者が納得して意思決定をできるようサポートするのが仕事です。 かつて私も20年間不妊治療をしていた当事者でした。当時、誰かに「このモヤモヤした気持ちを聞いてほしい」と思っていたので、同じように悩んでいる人たちが語り合える場をつくりました。 その活動の一つが、妊活中の皆さんがそれぞれの悩みをおしゃべりする「こうのとりカフェ」。不定期で場所を借りて開催しています。初対面同士なので初めは緊張してしまいますが、デザートを目の前にすると自然と緊張が緩み、おしゃべりが盛り上がります。 甘い物は女性の心を開く力があります。 普段言えないつらい事を、さりげなく語り合える雰囲気にさせてくれます。 帰られる方の笑顔を見ると、カフェを開催して良かったなと思います。 しかし、今は新型コロナウイルスのため、思うような活動ができません。一日も早い収束を願うばかりです。

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